私たちが泊まったB&B・Hotelの紹介
ウエスト・アーム・ホテル West Arms Hotel
Hosts | - |
Address | Llanarmon Dyffryn-Ceiriog, Denbighshire LL20 7LD |
Telephone | 01691 600665 |
E−Mail | info@thewestarms.co.uk |
Web Site | West Arms Hotel |
More Information | - |
2011年9月26日(月)〜9月29日(木) 3泊 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
26日(月) 夕
ナビ子ちゃんの案内でリバプール(Riverpool)の街中も迷子になることなく順調に通過し、南下を重ねること2時間、ようやくホテルに到着する。
アクシデントの所為で思い掛けない辺鄙なところに宿泊する羽目になったが、6年前と同じB4500上のアコモデーションとはどういう因縁か。
それも前回のB&B宿泊時は2晩ともこの村のパブに食事をしに来ていたのだ。
ウエスト・アーム・ホテルは1570年からイン(Inn)として始まり、建物はその当時のもののようだ。
玄関を入ったロビーでは初老の男女が食前酒を楽しみながら談笑しているところだ。好奇の目に晒されながら、チェックイン。
荷物を運び入れ、着替えもせずディナーのためにロビーに行くと誰もいない。メニューを選び、ワインをいただきながら暖炉にあたり長旅の疲れを癒す。
このロビーにホームページで紹介している自慢ものが全て揃っている。丸太を燃やす炉端(inglenook log fires)、古い梁(old beams)、低い天井(low ceilings)、
うねる床(undulating floors)、そして、いよいよ美味しいレストラン(award winning rosette restaurant)に案内される。
レストランの中央には先ほどロビーにいた人達が一つのテーブルを囲んでいる。12名の 団体だったのだ。挨拶をして隣の席に座ると、その内の一人から
「とこから来たか?」と尋ねられる。「フロム ジャパン」と応えると、待っていましたとばかり「日本へ行ったことがある」と話し出す。
東京、日光、京都などを訪れて、日本贔屓となったようだ。
メニューは妻がフィッシュケーキ、私がソーセージ。少々味が濃いが、ボリュームも丁度良く美味しくいただいた。
食後は部屋に戻り、妻は知人への絵葉書を、私は明日のルートの再検討が日課だ。この旅で出した絵葉書は妻が24枚、私は2枚だ。
27日(火) 朝
静かな夜だった。それもそのはず、ここはウェールズの山深い小さな村落なのだ。この村は戸数60軒で人口315人との記録が見つかった。
それでも、教会があり、小学校があり、ポストオフィスもある。私達のホテル以外にも1軒のインと複数のB&Bがあるようだ。
ホテルのホームページによればWalking、Mountain Biking、Pony Trekking、Golfing、Fishing、Canoeing、Rafting、Climbingなどのアクティビティーが楽しめるようだ。
昨夜のディナーと同じ席(ここに滞在中の指定席となる)でフルウェルシュ・ブレックファストをいただく。卵はフライドだ。
妻はベーコンなしのスクランブルエッグをオーダーする。程なくウェートレスが持ってきた皿には銀の蓋(クロッシュ(cloche)というらしい)が被っていた。
恭しく二人の前に置き、掛け声とともに両手で同時に蓋を取ってみせる。カメラが間に合わなかったのでもう一度やり直してもらう。
ウェートレスは笑顔で応じてくれる。隣の席の団体さんも笑っている。
フルウェルシュとはいっても、フルイングリッシュやフルスコティッシュとなんら変わりはないのだが、この国の人はこだわるのだ。
28日(水) 朝
この旅ではほとんど毎朝7時には目覚めていたが、旅の疲れが溜まっているのだろう、気が付いたら7時45分だ。
今朝も指定席でフルウェルシュをいただく。例の12人の団体は絵画教室の先生と生徒のようだ。先生カップルは40代に見えるが。
生徒のほうは全員リタイア組みカップルのようだ。朝からスケッチに出ていた方もいた。
食後、ホテルの周りを散策する。この村の長たらしい"Llanarmon Dyffryn Ceiriog"という名前はスランアルモン・ダフリン・ケイリオグと発音し、
5世紀にこの村に教会を創立した宣教師St Garmonに由来し、「Ceiriog川の谷のSt Garmonの教会」という意味だという。
村の佇まいは6年前と少しも変わらない。それどころか、下右から2枚目などネット検索で見つけた
36年前の写真ともほとんど変わりがないのだ。屋根と入り口の破風板やラティスの色が変わっただけだ。
ウエスト・アーム・ホテルと下右のサインポストのある交差点の対角にこの村のもう一つの宿泊施設"The Hand"がある(写真下左)。
中世にこの谷で育てた牛や羊を市場に移送する牧童たちのために、この小さな村に2つもの宿が発展したのだという。
6年前にはこのThe Handで2晩食事をしたのだが、2晩目は開店2周年記念のパーティーが開かれており、サービスのバーベキューをお相伴に与ったのだ。
(その模様はこちら) 残念ながら今回は訪問の時間が取れなかった。
下左から2枚目はウエスト・アーム・ホテルの裏庭。何とも贅沢な景色なのだが、このベンチでゆっくり過ごす時間も取れない相変わらずのかっとび急ぎ旅なのだ。
28日(水) 夕
帰り道、今夜のディナーをホテルにするか6年前の思い出の”ザ・ハンド”にするか迷った末、この旅最後の晩餐は静かにホテルで楽しむことにする。
18時10分、ホテル帰着。19時からのディナースタートを予約する。部屋で一休みの後、着替えをしてディナーへ。ラウンジが先客で埋まっており、
バーでビールをいただきながらメニューを選ぶ。2コースメニューに決め、前菜(Entree Dishes)は 妻が・ A Carpaccio of melon summer fresh fruits
私は・ Slices caramelised Duck breast on a watercress, Orange and mixed laef salad sprinkled in a Port Wine dressing
主菜(Main course)は 妻が・ Roast Fillet of Hake with sun-blush tomato and new potatoes, finished in a cream sauce
私は・ Beaf Steak(当夜のメニューをいただいてきたのだが、当夜のメニューに載っていないスペシャル料理なのでディテールがない)をオーダーする。
旅の最後の晩餐ということでシェフも顔を出してくれたり、絵画教室の皆さんとも会話を交わしながらの楽しいディナーだ。
絵画教室は5日間の日程で行われているらしい。趣味のカルチャー教室にカップルで全てがカップルで参加されているのが素晴らしい。
テーブルセッティングも雰囲気が良く、前菜と主菜の間には口直しのグラニテも供され、優雅にゆったりといた時間を過ごす。
棚にはThe AAのロゼッタ・アワードの飾り皿が誇らしげにずらりと並べられている。
部屋に戻ると21時を過ぎている。最後のパッキングは明日に回し、シャワーを浴びて早々に爆睡。
ウエスト・アーム・ホテル West Arms Hotel
この旅最後の朝は暖かな朝になった。気温は何と22度もある。最後のフルウェルシュブレックファストを挟んで荷造りに忙しい。
今年はマイレージの特典航空券が取れたので、その分財布の紐が緩かったようだ。お土産を買い過ぎて荷物が多い。
スーツケース2つとダラムで求めた大きな布製トラベルバッグ1、機内持ち込みバッグ2、リュックサック1がそれぞれ満杯になった。
これにヒースローでの買い物がプラスされるのだ。
絵画教室が開かれているスタジオを覗いてみる。レクチャーが行われているようだ。目が合った方に目礼してさよならを言う。
詳細は Web Site などでご確認ください。
「旅行記」もご覧ください。